宮入バルブ製作所

高品質、安全、LPガス容器用バルブのパイオニア。



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開発者コラム

東京オリンピックと宮入バルブ

聖火台展示

 現在、日本オリンピック委員会と東京都オリンピック・バラリンピック準備局は、2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催に向けた気運の盛り上げのキックオフとして、前回1964年東京大会開催の50周年の節目に、様々な50周年記念事業を展開しております。 その記念事業の一環として、「50周年記念ウィーク」が千代田区丸の内にて開催され、メモリアル展示では聖火台や表彰台のレプリカをはじめ、メダル、公式服装や貴重な資料が展示されました。
 実は、当社製品のバルブ配管類は、1964年東京オリンピックの聖火台に使用されました。その当時のことが50年前発行の当社の社内報「エムエスの友」1964年10月号に書かれています。ちょっと長いですがご紹介させてください。

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エムエスの友

 『アジア大陸で最初に開催された東京オリンピックは深くすみ渡った秋空のもとで行なわれた 当日の模様はテレビに、ラジオによって報道されたので詳細は述べるまでもない。
-------中略-------
 さて、このようにして開かれ、終了した世紀のスポーツ祭典東京オリンピックと、わが宮人バルブ製作所と何かつながりがあったろうか。はなやかな表面だけを見ていたのでは、当社とつながりがあったなどとは当社員ですらわかるまい。実はわが宮人バルブ製作所にも関係があったのである。というと………はて何であろうかと驚く人もあるかもしれない。国立競技場をはじめ、聖火台のあるところには、聖火は二週間にわたって昼夜の別なくオレンジ色の炎を上げて燃え続けたのである。この燃料はいうまでもなくLPガスであった。ここまで書くと、そうか、それではバルブを通してのつながりであったのかと気がつかれたことと思う。そうです。LPガスであるかぎり宮人バルブ製作所が登場するのは当然である。精度の高い技術と今までの信用が、大事な聖火台であることによって当社のバルブを必要としたのである。聖火台の陰に当社の配管バルブ類が使用されて、聖火台はその使命を果し得たということができるであろう。配管図は別に示したとおりであり、約90%は当社の製品であった。

聖火台構成図

-------中略-------
 当社のバルブは、はなやかさの陰にかくれてはいるが正確に作動して陰の力となって東京オリンピックに協力してきたことを思えば、栄誉なことである。これも全く平素の全従業員の努力の結果が、形となって現われたものである。アジア太陸での開催、東京での開催はいつの日再び行なわれるかわからないことを思えば、営業部員や甲府工場での加工者にとってはひとしお感慨深いものがあると思う。また東京オリンピックは特別な印象と生涯の思い出ともなりまた働く者の喜びをしみじみと味わうことであろう。』


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LPガスのトップメーカーとしての誇りとオリンピック成功の一翼を担ったという当時の高揚感が伝わってきます。時代は新しいエネルギーへと向かっていますが、50年前の先輩たちの気概や誇りを忘れることなく新製品開発に向けて努力を続けていくことをあらためて肝に命じていきたいと思います。
 
                                 2014年10月

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